TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版で動画エンコードを試してみた

動画キャプチャ・エンコード
動画キャプチャ・エンコード

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動画エンコードの定番ソフトであるTMPGEnc 4.0 Expressの後継となるTMPGEnc Video Mastering Works 5の体験版が公開されました。TMPGEnc 4.0 XPressをずっと使ってきましたが購入するべきかどうか、体験版を使って試してみました。


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基本的な使い方は変換・編集するファイルの追加、カット編集、フィルターの追加、出力方法の設定、エンコードとTMPGEnc 4.0 Expressと大きくは変わりませんが、様々な機能が追加されています。

まずフィルター。

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部分モザイク。
モザイクの開始点と終了点を選び、形や大きさを指定してモザイクがかけられます。モザイクだけじゃなく、ぼかしや単色塗りつぶしなども可能。
部分的に隠したいところがあるときにかなり使えそうこれはうれしい機能です。

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そしてさらにうれしい再生スピード調節。
プレイ動画だと途中あまり面白くない場面など早送りしてファイルサイズや時間を節約できたり、見せたい場面をスローにしたり、より楽しい動画ができそうです。
逆転再生もできたりします。

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フィルターだけでなく編集機能も強化されています。タイムラインモードが搭載され、今までただつなぎ合わせるだけだった動画がトランジションを使って切り替えたり、複数の動画を並べてみたり、もはやエンコードソフトだけではなく、編集ソフトとしても高機能になっています。

そしてエンコード。TMPGEnc 4.0 Expressと同じ条件でエンコードし、速度や品質を比較してみました。

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PV4でキャプチャした1280x1080iの映像ソースを同条件でエンコード。
出力フォーマット:H.264/AVC
解像度:1280 x 720
時間:30分(29.97fps)
ビットレート:1pass CBR 3000kbps
音声:MPEG4 AAC 48MHz 96kbps
CUDA使用、その他設定はデフォルト

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TMPGEnc 4.0 Express:30分34秒
TMPGEnc Video Mastering Works 5:14分19秒

ほぼ半分のエンコード時間です。
CUDAを使用したH.264ハードウェアエンコードに対応したこともありますが、CPUがCore i7 930、GPUがGeForce GTX460という環境ではCPUの方が使用率が高く、CUDAというよりもエンジンがx264になったことの方が影響してるようです。

画質についてはx264になったけどあまり変わらないような・・・。
プレイ動画など激しい動きや画面が切り替わった直後などに出るブロックノイズは4のときと変わらない感じ。
シーンチェンジ検出感度を上げれば多少目立たなくはなった気がしますがそれでもAviutl+x264vfwの方が画質はよく見えます。

Aviutl

TMPGEnc Video Mastering Works 5

例えば上の画像。上はAviutl、下はTMPGEnc Video Mastering Works 5でエンコードした画像のキャプチャです。
ちょうど画面が暗転するところの途中のシーンですが、Aviutlでは画面が切り替わっても画質に変化はないのに対し、5ではボケボケ。

それでも部分モザイクとスピード調節、タイムライン編集、CUDA・x264対応で高速化という進化は間違いなく買い。

4のユーザーは優待版が5800円で買えます。発売日は2011年1月12日。

TMPGEnc Video Mastering Works 5
【優待先行予約】TMPGEnc Video Mastering Works 5

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